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第34回いばらきのくすり展

「こども調剤体験コーナー」(平成24年度)の開催結果報告

 

「こども調剤体験コーナー」の写真

 

「薬と健康の週間」イベントの一環として平成24年10月20日(土)、21日(日)に「いばらきのくすり展」が今年はひたちなかファッションクルーズで開催されました。総来場者数は約7,000名で、昨年の2倍を大きく超え会場では医薬品や医薬部外品、化粧品、医療機器の展示や薬の相談コーナーの開設、こども理科教室などが行われました。さらに薬事功労者の表彰や中学生を対象に「医薬品の正しい使い方」をテーマに募集したポスターの入賞作品の掲示とコンクールの表彰式なども行われました。

茨城県病院薬剤師会もこのイベントに毎年参加しており、平成20年から新しい試みとして「調剤体験コーナー」を企画しています。小中学生を対象に、自動錠剤散剤分包機を持ち込み、形や大きさの違うラムネやチョコなどを薬に見立てて処方箋に沿って調剤する体験をしてもらいました。最後に出来たお薬?(お菓子)とその服薬説明書の印刷された薬袋をプレゼントしました。そして服薬指導体験コーナーでは、患者さんに見えないけれども患者さんに適切な医療を提供するために行っている病院薬剤師の裏方的仕事内容を、日本病院薬剤師会が作成したパンフレットを使って説明しました。また、グレープフルーツジュースと牛乳を使った注射薬の配合変化の実験や経口補水液を作ってみよう!などの大人も満足するコーナーも加わり家族みんなで楽しめる展示コーナーになっています。

毎年、家族連れが多く、子供よりも親のほうが夢中になる場面も見受けられ盛況な企画となっています。参加者からは、「病院薬剤師はそんなことまでしてくれていたんですか?」「頑張ってください。」など激励の言葉も頂きました。今では秋になるとどこで開催されるのか調べてわざわざおいで下さる母子のリピーターや、薬学部の学生のなかには、この体験がきっかけで薬剤師を目指したという学生まで現れてきました。「またやりたいといってお父さんに連れてきてもらいました。」「1年間待ちました。」という小さなファンも増え、スタッフ一同幸せな気持ちにさせられます。我々が手作りで行っている薬剤師の体験コーナーの企画も、顔の見える薬剤師へのささやかなイベントとして確実に成果をあげてきています。(学術部 おくすり展担当 新井 克明)